D
2019.11.09

昨年12月に東京・豊洲PITで組曲『狂王』の完全再現を含む圧巻のパフォーマンスで魅せたD。あの『狂王』で披露した妥協なき表現には、紛うことなき彼らの信念が体現されていたが、そのストーリーに続くシングル『UNCROWNED KING』が、あれから約1年を経て完成した。
一聴すれば、Dが紡ぎ続けてきたヴァンパイア・ストーリーは、確実に新たな次元に突入したことが伝わってくるに違いない。主人公となるのは、ドライツェンの王の息子であるジャスティス。誰も予想していなかったであろう、驚愕の展開が始まった。

  ――組曲『狂王』の時点で本作の構想は思い描いていたと思われますが、「UNCROWNED KING」はどのようなコンセプトの下に制作されたのか、まずはその概略を教えてください。
ASAGI : 「UNCROWNED KING」はヴァンパイアの王、ドライツェンの息子であるジャスティスの曲なんです。タイトルになった“無冠の王”とはジャスティスを示すものですが、記憶を失ったドライツェンの記憶が一瞬戻ったときに、彼はジャスティスに殺されそうになる。ただ、ドライツェンの命だけは守りたいと、キルヒアイス(Ruizaが演じるヴァンパイアキャラクター)というヴァンパイアが、絶対零度というキルヒアイスの最強の技でドライツェンを凍らせる。そこを描いているのが「Absolute zero」なんです。その後の流れが、「UNCROWNED KING」と「Antiserum」になります。
ジャスティスは、白魔女の血を引く人間のロザリーとヴァンパイアの王の息子なので、ハーフ・ヴァンパイア、ダンピールなんですよね。その彼がハーフ・ヴァンパイアではなくなり、完全なるヴァンパイアであり新種のハイヴリッドヴァンパイアとして目覚める。それが「Antiserum」なんです。
ジャスティスが、なぜ完全なるヴァンパイアとして目覚めるのか。そのストーリーが、結構奥深くて。ドライツェンの記憶を呼び覚ますためには、かつて愛した最愛の人、ロザリーを目覚めさせるしかないという答えに辿り着くんです。ロザリーは人間として死を迎えて、キルヒアイスの氷の力で、死んだまま氷の墓標で凍らされているという状況なんですよね。ただ、実はドライツェンの息子であるジャスティスを生んだ時点で、ロザリーの体にはヴァンパイアの血が流れることになった。だから、人間としては死んだんですが、凍らせなければ、ヴァンパイアとして目覚めてしまうということだったんです。
――なるほど。まさかそんな展開が用意されていたとは……。
ASAGI : そうなんです。それはこれまで隠された謎で、ドライツェンとキルヒアイスだけが知る事実だったんですね。ただ、そこからヴァンパイアとしてではなく、人間として目覚めさせるためにはどうしたらいいかを探っていくんですが、そのためには7つの犠牲が必要であることが判明する。それが目と鼻と口と耳と四肢と頭と心臓なんですが、そこで今回は7人の魔女が出てくる。その中で心臓の部分を捧げるのがジャスティスなんですが、彼は白魔女の血を引いているので、心臓を捧げる際に二度目の死を迎える。そして、ハイブリッド・ヴァンパイアとして覚醒するというストーリーになっているんです。
――すごく複雑な話ですね。「Antiserum」には“七つの犠牲”という言葉が出てきますね。ジャスティスがハイブリッドヴァンパイアとなるというのもそうですが、今までのヴァンパイア・ストーリーの流れから考えると、完全に新たな次元に入った印象を受けますね。
ASAGI : そうですね。“新世界の始まりを告げる無冠なる王”というのをCDのキャッチにもしたんですけど、まさにおっしゃった通りで、ホントに新世界の新しい展開といったイメージが今回はありましたね。
――そこに関連する物語が、ジャスティスを中心に動き始めていくんですね。
ASAGI : そう。まず、なぜ彼が“無冠なる王”と呼ばれているかのか。これまでの世界はヴァンパイアの王が統治していたんですが、息子といえども人間の血が入っているから、「完全なるヴァンパイアではない」ということで、ジャスティスの意思とは無関係に、王として存在するには、批判の声があったんです。ただ、今回、人間としての死を迎えて、ハイブリッド・ヴァンパイアとして覚醒した彼には、もう人間の部分はない。つまり、完全なるヴァンパイアとなって、王となるに充分な存在になるわけです。
――客観的にも王になる資質を備えたということですね。
ASAGI : はい。なおかつ、ジャスティスは人間として育ってきたので、人間の気持ちもわかるし、白魔女の血も引いている。それに獣人たちに育てられた人物なので、獣も統率できる。以前、『Revive 〜荒廃都市〜』に入っている「Next Generation」という曲で、種族同士の闘いが起こっていることを描いていたんですけど、その争いを鎮めるには、すべての統率力を兼ね備えたジャスティスしかいない。ジャスティス自身は王になりたいと思っているわけではないんですが、そういった中で、“UNCROWNED KING”というタイトルにしたんですね。
――すべてを統治できるのはジャスティスしかいないというのは、誰の見方になるんですか?
ASAGI : 全種族の見方なんですが、現時点では全員が思っているわけではなく、そういう声が上がってきているという段階で、その声が徐々に広がってきている状況ですね。
――彼の君臨を待望している集団がまず存在するわけですね。
ASAGI : そうです。周りが王として認めているというか。「Next Generation」で描いていたように、ヴァンパイアの王がいなくなって、平和が訪れたと思いきや、統治する人がいなくなることによって、各地で種族同士の争いが起こってしまった。
――人間の愚かな欲望が、次第に世の中を治めていく世界になっていった。ただ、そこで犠牲になる、悲しい思いをするのは市井の人々なんですよね。しかし、伏線としても長期に渡る構想ですよね。「Next Generation」を生み出したときにも、この展開まで見据えていたんですか?
ASAGI : どうだったかなぁ。細かく設定を詰めてまとめていくのは、そのつど楽曲を制作するときになるんですが、常々考えているので、大きな展開としては頭の中にはあったと思います。
――心臓を捧げたジャスティスは、自らハイブリッド・ヴァンパイアとして目覚める意志があったわけではないですよね。
ASAGI : そうですね。人間としての死を迎えるときにどうなるかというのは、本人自身もわかってなかったと思うんですけど、世界を救うためには、記憶を失ったドライツェンの記憶を呼び覚ますしかない。そのためにはロザリーの復活しかないということで、彼はまず自分が犠牲になることを決意するんですね。だから、自分のことはさておき、とにかくロザリーに託したというところだと思うんですね。
――ハイブリッド・ヴァンパイアになるジャスティスが、新たな統治に向かって動き始める一連の動きを「UNCROWNED KING」では描いている。物語そのものが重層的なので、解釈がなかなか難しいところですが、たとえば歌詞の一節にある“最後の賭け”という言葉からは、切羽詰まった状況も見えてきますね。
ASAGI : はい。その“最後の賭け”というのは、ロザリーを復活させるために、自分の心臓を捧げることですね。それに加えて、10月20日のライヴで、「D結成20周年で過去最大領域に挑戦する」という、Dのバンドとしての決意表明をしたんですが、ちょうどそういったことを考えていた時期でもあったんですよ。だから、僕らからの現実のメッセージとストーリーの中でのメッセージをリンクさせていった部分もあるんです。いつも物語と現実は常にリンクする部分があるとは言っていますけど、「UNCROWNED KING」発売のタイミングで決意表明したかったのは、そういう理由なんですね。たとえば、17周年とか18周年とか、わかりやすい節目の時期ではなく、この思いがある今こそ、その思いを口にすべきだし、おそらくそのほうが曲もより伝わると思ったんです。“最後の賭け”には、そういう意味合いもありますね。
――そう考えると、なおさら意味深い曲ですよね。言うなれば、D、そしてASAGIさんが無冠なる王であるという捉え方もできる。「UNCROWNED KING」になる曲そのものは、音像としてどのようなものをイメージしていたんですか?
ASAGI : サビから思いついたんですが、やっぱり、僕らの思い、現実とストーリーが完全にリンクするものを求めていった……というときに、これだったんですね。曲を全部作り上げていってから歌詞は書いたんですけど、その時点でテーマとなるものはもちろんあって。犠牲となり、ハイブリッド・ヴァンパイアとして覚醒するというイメージは先にあったので、「Antiserum」のほうが先にあったんですけど、(シングルの)メイン・タイトルとしては「UNCROWNED KING」だなと最終的には判断したんですね。
――ストーリーの順に言っても「Antiserum」が先になりますしね。「UNCROWNED KING」の歌詞の中には英語の部分がありますよね。なぜここを英語で綴ったのかと考えたとき、真意はここにあるのではないかと思ったんです。つまり、時にシンプルな言葉だからこそ、真実を突いているケースがありますよね。
ASAGI : 確かにそのとおりで、いろんな部分の意味合い自体をすごくシンプルにしようと思ったんです。そのほうが伝わりやすいかなと思って。かといって、それを日本語でわかりやすく書くと、ちょっと直接的すぎるというか……自分の表現としてはちょっと違うかなと思ったんです。
――メンバーそれぞれは、「UNCROWNED KING」の制作にはどのように向き合っていたんですか?
HIDE-ZOU : 相当な決意を感じましたね。ジャスティスが仲間のために自ら犠牲になることを選択した強い思い、そこからASAGIさんの気持ちもすごく伝わってきたし、それにものすごく感銘を受けた、共感したところはありますね。曲そのものにも力強さと突き抜けた感があって……それを今のDで表現することの意味もあったし、だからこそ、さらに特別な曲にしたい思いでギター録りをしたところはありましたね。繊細な中にも、内面的な激しさがすごく感じられると思います。
――信念を貫く戦いに向かっていくような心境でしょうね。
HIDE-ZOU : 自分の中では、そのための自己犠牲をいとわない意志……ASAGIさんが戦っているようにも思えたんですね。今のDを表す代表的な曲になったなと思います。
Tsunehito : もちろん、決意だったり、強さだったりは大事な要素で、歌詞やストーリーを読んでみると、それらと共に覚悟という言葉がすごく相応しいなと思ったんです。バンドが置かれている状況、自分の人生と重ね合わせても聴いて、ただの新曲という言葉では表すことができない、気持ちのうえでの重みもすごく詰まっている曲だなと感じますね。
Ruiza : 「狂王」から約1年ぐらい経ちますけど、そこに続くストーリーをすごく楽しみにしてたんですね。デモを聴いたときは、まずホントに力強い曲だなと思いましたね。純粋にすごくカッコいい。決意だったり、背負っていく感じだったり、ここから世界が動いていくという印象でしたね。今のDにリンクしているのはすごく感じましたし、ここで自分も何か変わりたいなと思ったし。何か未来に向けて進むための1曲だなと思いましたね。
――実際に自分の何が変わったと思いますか?
Ruiza : 20周年に向けて、ミーティングをしたり、D史上最大の領域へチャレンジしようということで、自分の足りないところを潰していきたいなと思いました。できているつもりでも、実はできていないことがたくさんあったし、とにかくやれることは何でもやっていきたいなと思っているんですね。20周年まであと3年半ですけど、すごく小さなことでも、積み重ねていくことで、その頃にはすごく大きなものになるんじゃないかなと思うんですよ。とにかく、意識を変えていこうと。 
今回のレコーディングでも、サウンドはすごく悩みましたね。キレイすぎてもダメだと思うし、ヘヴィな部分でも、ただ歪ませればいいだけではないですし。プロデューサーの岡野さんにも細かく相談しながら、音作りは何度も試しましたね。もちろん、そういった作業自体はこれまでと変わらないんですけど、いつも以上に楽しく感じたかもしれない……上手く言えないんですけど、ワクワク感とかがいつもよりあった気がしますね。
――ギター・ソロは曲のテーマを的確に捉えたフレーズだなと思いました。
Ruiza : ありがとうございます。ギター・ソロの前のセクションから切り替わるところでのバトン・タッチ、曲の次の展開に向けての橋渡しみたいなところはすごく意識してましたね。
――まさに新しい世代へ時代が移り変わっていく情景と重なってきますよね。
Ruiza : ふふふ(笑)。でも、これからに向けてというのは考えてましたし、他の曲もなんですけど、ちょっと今までと違ったかなとは思いますね。音数もそんなに多くないですし、しっかり届けたいなという思いはすごくありました。
――ドラムに関しては、HIROKIくんの得意そうなスタイルですよね。
HIROKI : そう、得意な感じですね(笑)。僕も現実世界がリンクする歌詞やストーリーを読んだとき、自分自身も新たな心持ちと最新のプレイを伝えれるように演奏しましたし、そこは上手くリンクできたんじゃないかなと思います。「UNCROWNED KING」に関しては、演者としての縁の下の力持ち加減をより最大限に出そうと思ったんですよ。もちろん、場面によっては、流れるようなフレーズを入れたりもしてますけど、ここではどっしりした、突き進む感じのプレイを心掛けてましたね。ライヴでもすごく映える曲なんじゃないかなと思ってます。
――イントロは思い切りましたね。いわゆる一般的なDのイメージではないものと、らしいものが同時に鳴っている。この音の組み合わせも“ハイブリッド”であることの象徴なのだろうなと。
ASAGI : それは確かにそうですね。ハイブリッド感を出すには、新しさもすごく大事だと思いますし、根底にあるものもしっかり持っていなければいけない。ここ最近、単音とコードの使い分けによる、頭の中で鳴っているフレーズの伝え方について、一歩前進した考え方をしてるんですね。伝え方を間違えるとクリアに聞こえなかったりするので。だから、ハイブリッドであることを表現するゆえのというか、単音とコードの混血というところでは、まさにおっしゃった通りのフレーズになってるんじゃないかなって。今までもそういった試みはしてきましたけど、多分、今回が一番効果的にいけたんじゃないかな、フレーズの伝わり方という意味では。
――ええ。混ざり合っているのではなく、明らかにどちらも立っている。ただ、とかくロック・バンドがメンバーに奏者がいないデジタルな音を入れることについて、批判的に見る向きもありますよね。
ASAGI : そうですね。でも、僕に迷いは一切ないんですよ。世界観を表現するために必要なものであれば、それが新しかろうが、古かろうが。だから、新しいものを取り入れようというところだけに重点を置くことはないんですね。もちろん、根本となる核は変わらないんですけど、こうじゃなければいけないというものにしがみついて、世界観を表現できないというのでは、本末転倒だと思うんですよ。そういった柔軟性を持ちつつ、まっすぐ貫くというバンド名に込めた意味ともリンクしている。それは歌に関しても同じですね。ただ、聴いてくれる人にいかにしっかり伝えるかというのは、今回はより考えましたね。
実際にレコーディングする前に、自分の歌をイメージする時間が結構あったんですよ。オケを何度も聴いているときに、たとえば、Aメロであれば、同じ音を続けていますよね。これを、わりとあっさり歌っちゃうとメロディがつまらなく感じる場合もある。だから、リズムへの言葉の載せ方と力の入れ方、アクセントをどこに置くかを重視しました。それは今回、いい方向に進んだなと思います。それが曲の世界観を引っ張っていく感じにつながっていくと思ったんで。
――曲の疾走感にもつながっていきますね。“幻想を打ち壊せ”、“終焉を想い起こせ”というサビの前にある一節は、強いイメージを聴き手に与えると思うんです。たとえば、打ち壊さなければいけない幻想とは何なのか、そんなところにも考えは及びますよね。
ASAGI : いろんな意味があるんですけど、もちろんストーリーの中では、自分自身が持っている幻想みたいなものを自分自身で壊していかなければいけないというのもあったし……その頃は、自分の持つ強さと弱さみたいなところで、すごく悩んで葛藤することもあったんです。強くなければいけない……それは自分が求めるところでもあり、この人ならやっていけるはずだと期待されるものでもある。ただ、それもある種の幻想ですよね。物事を何でも完璧にこなせる人間なんていない。ただ、自分の理想像という幻想も、自分が見られているという幻想も打ち壊して、成長したい。バンドというチームもそうだし、会社という組織もそうだし、自分が持っている幻想を打ち壊すことによって強くなっていくというのは、どういうことなんだろうなと、すごく考えていたんですよ。そういった意味でも、歌詞に入れたかった言葉ではあるんですね。
――極めて簡潔に言うなら、曖昧な希望的観測ではなく、現実を見て、前に進もうとする姿勢なのでしょうね。“終焉を想い起こせ”というのは、過去に“終焉”があったということですよね。
ASAGI : そうですね。ストーリーの中では、ドライツェンが終焉を迎えて眠りにつく、そのときにドライツェンはどんな思いだったのかという話になりますが、それもホントにバンドとリンクしてるんですね。「終焉 〜宇宙への回帰〜」(2014年発表のアルバム『KINGDOM』に収録)を出した時期と活動休止の時期って同じなんですよね。あの当時も解散の話は出ていましたし、現実と向き合ったうえで前に進んでいくことを選んだ。
それもさっきの幻想を打ち壊すということにもつながっているんですが、バンドが今、どんな思いでやっているのかを、なぜ自分たちがそういうメッセージを発しているのかとか、どういう気持ちで20周年に向かって最大領域に挑戦するかというのを、ファンのみんなに伝えないといけないんじゃないかなと思ったんですよね。もちろん、バンドがとにかく楽しませる存在でなければいけないという側面はある。でも、バンドというのはホントに楽しいだけでやっているものではない。お客さんが持っている幻想も、自分が持っている幻想も打ち壊して、その先に進んでいくためには、真実を伝えることはすごく大事なんじゃないかなって。『道化師のカタルシス』のツアーでは、完全に仮面をかぶって楽しませるということも言ってたと思うんですけど、それを経て、その先に進んだという感じですね。決して『道化師のカタルシス』を否定しているわけでななくて、作品を出したことによって自分自身も成長できたのだな、と思います。ただ、自分がそれを演じ続けるには辛すぎた。
――道化師としての役割、重要性は充分に理解していて、もちろん、やりたいことの一つではありながら、その姿だけがDではないということですね。ヴァンパイア・ストーリーを始め、コンセプチュアルな表現を前面に押し出しているDゆえに、とかくそこは見えづらくなることはあるかもしれませんね。
ASAGI : そうですね。そういった意味で、『道化師のカタルシス』に伴うライヴもすごく大事なツアーだったし、それを経て、幻想を打ち壊しつつ、思いを伝えたうえでの20周年へというメッセージを届けることができたのは、よかったなと思ってますね。成長の過程としても、絶対に間違いじゃなかったなって。
――先ほどの話に戻りますが、これは相当な決意ですよね。“最大領域”とは何なのか。たとえば、○○年に○○という会場でライヴをしますという意味合いではない。
ASAGI : “最大領域”という打ち出し方にはすごく納得しているし、Dらしい表現だなと思ったんですね。たとえば、日本武道館のステージに立つということ自体は、客席が全然埋まっていなかったとしても、実現はできる。もちろん、お金はかかりますよ。でも、その結果を成功と言えるのかといったら、言えないですよね。だから、単にキャパシティを上げるとか、単に動員記録を打ち立てるというのは、目標としては違うかなと思って。その両方を兼ね備えたものだから。何よりもメンバーが全員納得できる答えを打ち出すのが一番大事。人生がかかっていますからね。当然、上を目指してどこまでだって行きたいんですよ。自分たちにとっても、これから3年半の間で向き合うべきものとして、“最大領域”への挑戦という言葉がしっくりくる。だいたい20周年となると、だいたいピークは過ぎている状態だと思われがちでしょうし、だからこそ、それを成し遂げるのはすごく意味のあることだなと思うんですよ。そもそも、最大領域とは何だろう?とも思わずに、決意表明に何も感じない人は最初から全く興味ないわけですし。少しでも興味を持ってくれる人を大事にしたいですよね。
――作品を生み出し、ライヴを行う。そういった恒常的な活動はできるんですよね。もちろん、それを具体化していくには様々な困難もある。でも、現状を維持するための活動になっていたとすれば、アーティストとしては疑念も湧いてくる。
ASAGI : そうなんですよね。
――今までDがのんびり活動してきたという事実はありませんが、このタイミングで3年半先を具体的に見据えたというのは、インパクトがある話ではありますね。
ASAGI : これはDに限った話ではありませんが、現実問題として、CDもどんどん売れなくなってくるし、お店もどんどんなくなって、雑誌もどんどんなくなっている状況の中で、結局、無料のものばかりになる。だからこそ、とにかく聴いてくれる人、興味を持ってくれる人を増やして、その中でもコアなファンの絶対数を増やしていくしかないなと思うんですよ。今の時代性や自分たちが置かれている状況も踏まえて、ネガティヴに考える時間が、活動していけばしていくほど増えてきていたという事実はあるんです。でも、そういった環境の変化に翻弄されるような時間はもったないない。それならば、20周年に向けて一つの目標を作って、そのために何をやらなければいけないのかを考えるほうが、よっぽど生産的ですし、やるべきことだと思うんですよ。だからこそ、ファンの一人一人の存在はすごく大事だと思いますしね。
――バンドの結成初期のような心持ちですよね。
ASAGI : そうなんですよ。もちろん、動員ということだけではないんです。僕らもメジャー・デビューを目指して、それを果たした。そのこと自体も大事で、一生の宝ものだし、一つの夢を叶えたことはすごく嬉しい。でも、時代的にはメジャーもインディーズもあまり変わらない状況になってきていますよね。様々な面で、初心に帰っている状況だと思うんです。その僕らにファンのみんながついてきてくれればいいなというのはありますし、お客さんの夢も背負っていけたらいいなと思いますし。
実際にあのタイミングで決意表明をして、そこで新曲をやってみて、今のDの音楽や決意がホントにお客さんに伝わったなって実感はありました。勿論、受け止めるには個人差がありますから時間がかかる人もいると思います。でもきっとこれからのDを見てくれていたらわかってくれると信じています。今まで、何か発表するにしても余程のことがない限り、どういう思いで決めたのかというのは、あまり言ってきてなかったんですよね。すごく悩んで考え抜いて決めていることだから、話すと長くなるし、結果よりまず説明っぽくなるのも嫌だったから。その中で成功も失敗もあったけど、自慢ぽくなるのも、言い訳っぽくなるのもどっちも嫌で。それに内情を話してもそんなの知りたくなかったって人もいるでしょうし。勿論、それは否定はしません。でも、何も言わずに急に予想だにしない結果だけを話しても、どうして急に?なんで?ってなるんでしょうし。だから、最近は考え方も変わって来て、何か疑問が生まれてしまっているのであればなるべく話せる範囲で話そうかなっていう風になってきています。事情を言ったところで響かない人がいるのもわかっているんです。でも、それよりも言ったことで響く人がたくさんいるほうが幸せですからね。ただ、バンドや僕の意思が押し付けになってはいけないとも思いますし、単純に歌が好き、曲が好き、ライヴが好き、ステージングが好き、衣装が好き、メンバーが好き、などなんでも勿論大歓迎です。
――確かにそうですね。では、曲の話に戻りましょう。「Antiserum」のタイトルを日本語訳すれば抗血清となりますが、それもDの活動を象徴するように思えるんですね。
ASAGI : ええ、今の時代の中で、Dの活動が“Antiserum”になる得る可能性は充分にある。なぜならば挑戦者なので。挑戦する者にしか掴めない未来は絶対にあるはずなので。もちろん、すべて成功するとは限らないですけど、挑戦しなければ成功なんてありえないわけで。だから、自分たち自身が“Antiserum”となるという意味では、確かにそれもリンクしているところもありますね。
――楽曲としては、「UNCROWNED KING」の前段階になるものですね。
Tsunehito : 「UNCROWNED KING」とのストーリーのつながりがある曲ですし、より深い部分に入っていく感じもあって……さっきの話と一緒になっちゃいますけど、今回の制作に向かうまでとか、前作の「道化師のカタルシス」のツアーを廻ってたり、そういうのを踏まえても、自分の考えるDを重ね合わせて、より深く聴きながらアレンジなどにも取り掛かって。アイディアや案をみんなで出すんですけど、自分の中で考えて悩んだりして、深く突き詰めていくことに時間がかかって。でも、壁みたいなものを超えて達成していくのは必要ですし、実際に完成したものを聴いてみると、迫力が凄いですし、自分が出せるものは込められたなとすごく感じますね。
――それぞれのパートのレコーディングなどは?
HIROKI : すごく歌詞が入ってくるテンポ感でもあるんですよね。フレーズ的にすごく大きいノリなので、そういったところのタイトさには気を配りましたね。イントロではキックが8分と16分が混合していて、テクニカル要素も入っています。その冒頭のインパクトがありつつ、Aメロに入ってからは倍のリズムでとるようになっていて、そこで大きなグルーヴを感じられる。展開もすごく自然な流れなんですよね。演奏していてもすごく気持ちいいテンポ感で。自分自身も上手く消化できたし、ここ数年、改めてグルーヴというものの大切さを感じているんですよ。そこを最大限に引き出せた曲じゃないかなと思います。
Ruiza : 曲としてすっごいカッコいいですし、未来感もすごく感じますし……ホント、ハイブリッドという言葉がすごくしっくりきてるなと。ハマるべくしてハマってるなと。ホント好きですね。
HIDE-ZOU : パンチ力があって、ガツンとくる曲なんですよね。ローGというかなり低い音が入ってて、地を這うような音のうねりがある。ただ、レギュラー・チューニングから2音下げですから、どんなギターで、どのように録るのがいいのかというのは、Ruiちゃんともかなり考えましたし、色々と実験できました。
――ヘヴィな重低音というのは、この曲のストーリーに照らし合わせても重要ですよね。歌は歌で、細かな工夫をしてますね。歌詞ありきだと思いますが、たとえばBメロではヴォーカルが2声になっている。そこは当然、ただ音が重なっていることの面白さを狙っただけではなかったと思います。背後に強大なものの存在を感じるんですよ。それが神と言われるものなのか、ドライツェンなのか、何らかの力が作用しているようなことも匂わせるなという気がしたんですね。
ASAGI : おっしゃるとおりで、だからこそ、「UNCROWNED KING」では、“神が嘆くほど”という歌い出しをしたりもしているんです。実際に「Antiserum」の歌詞においても、聖書に基づきながら、ロザリーという存在を“白きエバ”と言っていたり、ドライツェンのことを“黒きアダム”と言ってみたりしている。背景にある、人間、主人公たちの苦しみや葛藤、そういったものも含めて表現したかったんですね。“Antiserum”という意味合いで言えば、ハイブリッド・ヴァンパイアというのは、白魔女の血も王の血も引いている、他にない存在なんですよね。だから、ジャスティスの血が“Antiserum”となり、ヴァンパイアという存在を人間に戻すことができるということにしようと思って、最終的にこのタイトルにしたんですよ。これが物語において、今後どのように影響してくるかは、まだ考え中なんですけどね。
――冒頭で絶対零度という言葉も出てきました「Absolute zero」は、曲そのものはRuizaくんがまず書いたんですよね。イントロのタッピング・フレーズから、ギター・キッズは特に引き込まれると思います。
Ruiza : まずASAGIくんから、キルヒアイスがドライツェンを凍らせる場面の曲が欲しいという話があったんですよ。自分ではまったく想像していなかったストーリーというか展開だったので、めっちゃ凄いなと思って。でも、単純にちょっと凍らせるのでは絶対に凍らないので、何もかもが凍っているイメージして、音を作っていったんですね。最初はタッピングどころか、ギターも入ってなかったんですよ。ピアノの冷たい感じとハープシコードのちょっと歪んだ感じの音が合わさったものでフレーズを作ったんです。それを聴いたASAGIくんから、これはタッピングでいけないかという提案があって。当初はタッピング以外のフレーズも入ってたんですけど、それもなくして、全部タッピングで貫こうという話になって、結果、ものすごいストレートなところと、物語に込められた思いとが合わさった楽曲になったなと思いますね。メロはASAGIくんに作り直してもらったんですよ。これは当然自分にはないフレーズで。だから、まさに共作であり、独特の曲ができてよかったなと思いますね。
ASAGI : 最初のピアノとハープシコードのものもよかったんですよ。そこでも絶対零度という氷の冷たさとかパワーをすごく感じたんですけど、それを操るのはやっぱりキルヒアイスなので、ぜひギターは欲しいなと。
――キルヒアイスが凍らせる場面を具体的に思い描いていたのはASAGIくんですから、自分で曲を書くこともできたと思うんです。そこをあえてRuizaくんに作曲を任せたのもポイントなのではないですか?
ASAGI : やっぱりキルヒアイスという存在は、Ruiちゃんがいるからこそ生まれているんですよね。その意味でも今回はすごく重要な曲ですし、キルヒアイス自らの意思でドライツェンを凍らせるという場面なので、どうしても書いてもらいたかったんですね。だから、いつもだったら、持ってきてもらった曲を踏まえて、最大限に表現するためのストーリーを組むんですけど、今回はその逆なんですよね。共作ということで作曲、アレンジは原案を大事にしつつ、メロディやコード、展開を全力で再構築しましたね。
――面白い曲になりましたね。ストーリーも重要ですが、今までに聴いたことのない印象も受けました。
HIDE-ZOU : RuiちゃんとASAGIさんの共作というのも新鮮で。すごく印象的なメロディもそうですし、タッピングもそうですし、ずっと頭の中で流れているような曲ですね。サウンド的には、氷をイメージして、わりとソリッドな感じの、エッジ感を効かせて録りましたし。久々にキルヒアイス曲でいいクリーン・トーンを入れられたなという思いもあって。その意味では懐かしさも感じたんですけど、そのうえで新鮮さを感じさせるというのは、なかなか難しかったですね。ヒロキは?
――リズムに関しても、結構やっていそうでやってなかったテンポかもしれませんね。
HIROKI : テンポ感的にはそうですね。Bメロでは結構タム回しとかをしてるんですけど、テンポもそんなに速くないので、すごくどっしり演奏できましたね。ストーリーに対して、2バスの突き進む感を出そうと思って当たり前に踏みましたけど、粒立ちというか、点を強く出そうというのはすごく意識して演奏しましたね。その辺は上手く昇華できたんじゃないかなと思います。
Tsunehito : ホントに景色が見えるような曲ですよね。イントロの疾走感とかも、冷気とか氷の粒とかがバーっと舞っているのが見える雰囲気を感じましたし、タッピングで2バスで突っ走ってというのも、奏法だけの話ですけど、暑苦しくなってしまいそうなところも、ストーリーと主人公とばっちり会う、冷たさとアツさがある曲になっていて。他の曲もですけど、今回のシングルは、ベースのプレイ的には、とにかく削ぎ落としてシンプルにしようと思ってたんですよ。実際に仕上がってみて、低音でしっかり支える方向に持っていってよかったなと思いますし、リズム隊としてウワモノだったりシンセだったりの音も踏まえて、いい場所を縫っていけてるんじゃないかと思いますね。嬉しい仕上がりになりました。
――全体的にバンドの音の重心の低さが、よりわかりやすく伝わるものかもしれませんね。歌に関して、この曲ならではの取り組みもありました?
ASAGI : そうですね。キルヒアイスはクールなんですけど、今回は感情があらわになってしまう場面を描きたいなと思ったんですよね。いつもよりエモーショナルな感じになったんじゃないかな。普段から感情の起伏が激しいキャラクターよりも、普段はクールなキャラクターが、すごく大事な場面で感情があらわになる場面って、すごく感動できると思うんですよ。そういった意味でも重要なポジションの曲でしたね。
――もう1曲、「Invisible enemy」というインストゥルメンタルが入りますね。
Tsunehito : 四騎士をイメージしながら、全体を自分が作っていって、タイトルはASAGIさんにつけていただいて。今までも何曲か四騎士が活躍するインストは作ってきたりもしたんですけど、今作に合うようにシリアスになるように、と心掛けたのと、近未来感というものは意識してましたね。たとえば、それぞれのソロのセクションに突入する前に、シンセ音でそれぞれのキャラクターをイメージ出来るような場面を分けてるんですけど、その中にも、今までにないようなデジタルな音色も入れてみたり、より切なくなるコード進行も考えたり。イントロとかは、バンド・サウンドとデジタルなものが2つ強く出るように、音色とか組み合わせとかをすごく意識しましたね。
――「UNCROWNED KING」との連関が見えますね。見えない敵を意味する“Invisible enemy”というのも、このタイミングだからこそのタイトルですよね。
ASAGI : そうですね。ホントにインスピレーションで考えたタイトルだったんですけど、「狂王」で描かれているドライツェンという存在がホントの敵ではないというか。さっきおっしゃっていただいたように、背後にある存在、ホントはそういうものとの戦いなので、そういう見えざるものを匂わせたい、体現したいなと思ったんです。遡ると、僕のソロで表現している「屍の王者」のヌルにもまたつながってきたりするんです。今回はまだそこまでは出てきてはいないですけどね。
――とすると、また次のストーリーも見える楽曲になったわけですね。さて、今回のツアーはこの「UNCROWNED KING」の楽曲たちを引っ提げてのものになりますが、ジャスティスを軸にしたセットリストが組まれるようですね。先駆けてジャスティスに関連した楽曲をコンパイルしたアルバム『D "VAMPIRE STORY" Character Concept Album「Justice」』も同時にリリースされるとのことですし。
ASAGI : そうですね。なので最近になってDに興味を持った人も、ジャスティスのコンセプト・アルバムが1枚あれば楽しめるということは伝えておきたいですね。今回のシングルから「UNCROWNED KING」と「Antiserum」も収録されていますし。
Tsunehito : それから、今回のツアーは3マンなんですよね。ASAGIさんのソロ、Ruizaさんのソロ、Dという。
――ええ。通常は新しい音源が出るとワンマン・ツアーをやりますから、今回はあえてその3組で廻るのが不思議にも思えるんですよ。むしろ、D単独で廻るほうが様々な面で容易いはずですし。
ASAGI : そうなんですよね。でも、いろいろなことに挑戦しようかなと。今回は『GOD CHILD RECORDS Presents「Artistic Radiant Dream」』と銘打っていて、組織としての力を見せつけられればなと。Dとしては、たとえば、「UNCROWNED KINGはライヴでのロング・ヴァージョンっていうのがあるんですよ。暴れられるポイントがあって。すごい楽しいんですよ。
――見どころがたくさんのライヴになりそうですね。このツアーが終わってからの動きも気になるところですが……。
ASAGI : 17周年ですね、2020年は。今後どんな活動をするのか、是非注目していて欲しいです。
TEXT : 土屋京輔 


2019.11.20 Release
UNCROWNED KING 限定盤CD+DVD(TYPE-A) ※豪華ブックレット仕様(24P)
GOD CHILD RECORDS/GCR-192/¥1,800 (本体価格)+税/3Songs CD & 1Song DVD + MV Making / Limited Edition
[Disc-1(CD)]
1. UNCROWNED KING/2. Antiserum/3. UNCROWNED KING (Instrumental)
全3曲収録
[Disc-2(DVD)]
1. UNCROWNED KING (Music Video)/2. UNCROWNED KING (Music Video Making)
UNCROWNED KING 通常盤CD(TYPE-B)
GOD CHILD RECORDS/GCR-193/¥1,500 (本体価格)+税/4Songs CD
[Disc-1(CD)]
1. UNCROWNED KING/2. Antiserum/3. Absolute zero/4. Invisible enemy (Instrumental)
全4曲収録
【初回特典(封入)】トレーディングカード (限定盤・通常盤共に全7種中1種ランダム封入)


2019.11.20 Release
D "VAMPIRE STORY" Character Concept Album
Justice 限定盤CD ※豪華ブックレット仕様(24P)
GOD CHILD RECORDS/GCR-194/¥3,800 (本体価格)+税/CD 2DISCS/2019.11.20 Release
[DISC1]
1. Sleeper/2. Lapis lazuli~君を思うほど僕は欲しくなる~/3. what is Going On with The Human/4. Graveless/5. DARK WINGS/6. 弾丸/7. Underground road/8. 花惑/9. Nocturnal/10.いばらの冠/11. 断罪の銃士(ガンナー)
[DISC2]
12. Nightly Knights/13. Grand Master/14. In the name of Justice/15. 鬨の声/16. Snow White/17. Next Generation/18. Revive~荒廃都市~/19. Deadly sin/20. Antiserum/21. Follow/22. UNCROWNED KING
全22曲収録




※こちらは試聴版としてデータを圧縮しております。製品版はさらにハイクオリティーな画質・音質にてご視聴いただけます。


※詳細、最新情報についてはD OFFICIAL WEB SITEをご確認下さい。

◆D Official Fan Club Ultimate lover限定「Ultimate lover ~第三十六夜~」/D Official online salon 「Sub Rosa」会員限定「Sub Rosa~第一夜~」 二部制ワンマン

11/10 (日) SHIBUYA REX
※会場にてNEW SINGLE 先行発売!
※「四騎士Vocal ver. オムニバスEP」発売!
※一部ライブ終演後のみ、物販購入者対象特典会有り

一部:FC会員限定ワンマン「Ultimate lover ~第三十六夜~」
(ワンマンライブ+ファン参加型 新曲ライブバージョンMV収録有り・メンバーやスタッフがiPhoneやスマートフォン等で撮影した映像をASAGIが編集いたします)
【Open / Start】13:30 / 14:00
【チケット】¥5,500 (税別)

二部:D Official online salon 「Sub Rosa」会員限定ワンマン「Sub Rosa~第一夜~」
(各メンバーヴァンパイアキャラクターVo.ライブ)
【出演】Dreizehn、Kircheis、Rafaga、Carbuncle、Wilderness
【Open / Start】18:00 / 18:30
【チケット】VIP会員 無料 / GA会員 ¥3,000 (税別)

(問) SHIBUYA REX / 03-5728-4911


◆GOD CHILD RECORDS Presents
「Artistic Radiant Dream」


*一般チケット発売中!!*

【出演】浅葱 (ASAGI Solo Works)、Ruiza (Ruiza Solo Works)、D(出演順 / 3マン)

11/15(金) 新横浜NEW SIDE BEACH!!
11/22(金) 仙台MACANA
11/25(月) 札幌cube garden
11/26(火) 札幌cube garden
11/29(金) 新潟GOLDENPIGS RED STAGE
12/06(金) HEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3
12/13(金) 金沢AZ
12/15(日) 福岡スクールオブミュージック&ダンス専門学校・イベントホール
12/17(火) 広島SECOND CRUTCH
12/20(金) OSAKA MUSE
12/22(日) 名古屋ell. FITS ALL
[TOUR FINAL]
12/26(木) Veats Shibuya

【料金】
オールスタンディング¥5,500(税別) / D別
12/26(木) Veats Shibuyaのみ ¥6,000(税別) / D別
※3歳以上チケット必要



◆ミニライブ&アウトストア 福岡DRUM SON
・ミニライブ
12/16(月) 福岡DRUM SON
OPEN 18:00 / START 18:30
[料金]前売り¥2,000 当日¥2,500
(12/15(日) 福岡スクールオブ ミュージック&ダンス専門学校イベントホール公演のチケットをお持ちの方は当日無料にてご入場いただけます。必ずチケットの半券をお持ちください(転売、譲渡禁止)。チケット整理番号は15日と同じ番号になります。)

・アウトストア
12月16日(月) 福岡DRUM SON
OPEN 19:40 / START 20:10



◆D Official Fan Club Ultimate lover限定
HIDE-ZOU BIRTHDAY PARTY in Studio Rosarium

11/16 (土) Studio Rosarium
(一部:12:00~ 二部:18:00~)
11/17 (日) Studio Rosarium
(一部:12:00~ 二部:18:00~)
※全日程、全メンバーが参加いたします。
>>特設サイト



◆D official online salon 「Sub Rosa」 OPEN 入会受付中!
・D official online salon “VIP” Sub Rosa ~Royal castle
>>お申込みページ
※Very Important Person(FC会員のみ入会可能)
D official fan club「Ultimate lover」に入会されている方対象

・D official online salon “GA” Sub Rosa ~Secret garden~
>>お申込みページ
※General Admission(一般の方も入会可能)

Sub Rosa=秘密
オンラインサロンとは月額会員制のクローズド・コミニュティ。
Dとファンを繋ぐ秘密の花園への扉はまもなく開かれた。
鍵を手にした者だけに与えられる新たな世界は、これまでの常識を覆すことでしょう。
夢は現実に変わり、再び新たな夢が動き出す。
この春、我らは森の奥にある古城の中で円卓を囲み、Dという一輪の薔薇の下、永遠を誓い合うのです。




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